紹介:詩人秋野さち子(従叔母)の詩

金子みすゞと同世代の西城八十門下の詩人の詩を紹介

2021-01-21から1日間の記事一覧

詩人秋野さち子の詩 Ⅳ(1872~1983)

「綴じてない詩集」 抱えていて ふと とり落とすと パラパラの紙片になてしまう そこに数行の詩句があるだけ 風が吹いたらどこまでも飛んでいってしまう そこには綴じてないから扉がない だから守ることができない 傷みからも紛失からも といって何処に求め…