紹介:詩人秋野さち子(従叔母)の詩

金子みすゞと同世代の西城八十門下の詩人の詩を紹介

2021-01-24から1日間の記事一覧

'21/1/24詩集[夕茜の空に」より

「夕茜の空に」 日は翳ったが 夕茜のただよう中に おさな声が ひびいてきた おかあさあん 少しはなれた答えの声も聞こえる おかあさあん と わたしも呼び続けた覚えがある むかしむかし 母がまだ美しかった頃 わたしは末っ子だったから 母はいつもわたしのそ…