紹介:詩人秋野さち子(従叔母)の詩

金子みすゞと同世代の西城八十門下の詩人の詩を紹介

2021-02-04から1日間の記事一覧

20210204 詩集「夕茜の空に」より

海を見る 鎌倉の海 能登の海 幾度か渡った 玄界灘 横たわって 海を見る こういう時はあの海がいい 北風が波しぶきをあげていたオホーツクの海 白い鳥が舞っていた 崖の上から海を見た日 わたしのゆく道は はるかな夕陽の波の上にあった 崖っぷち それは覗く…