バス路線探索
カートで自宅最寄りのバス停に行き、留め置くカートの背後に取り付けた折り畳み歩行器を降ろし、約50分で横浜駅東口SOGOビル直通の江ノ電バスに乗るというのが今までの経路だった。
健常者には非常に便利であるが、SOGOビルのバスセンターのBレーンに着く。
バスセンターには成田空港や羽田空港に行くリムジン専用レーンが有る他、一般レーンは主に横浜市バスが使うAレーンと、SOGOビル側から発着の特別のCレーンが有り、神奈川中央バスや京急バスや江ノ電バスが使うBレーンはその間に挟まれていて、両側は人が通れないように意地悪く鉄柵で囲んであり、車椅子や老人渡るにはボタンを押して係りを呼べと小さく書いてあるだけで、使われているのを見たことが無い。
だから、このBレーンへのアプローチは、レーンの前後にある30段くらいの急階段だけで、エレベーターもエスカレーターもない。
手押し歩行器をバスに持ち込んで行っても、ワシみたいな半身不随のようにで手押し歩行器でバスの乗り降りは出来ても、あの階段を歩行器を抱えて降りたり昇ったりするのは、危険この上ないバッシングのようにようだ。
このような事情で、自宅から可能なAレーン発着可能なバス路線を単身で探索に出かけた。
まず手始めに、カートで洋光台駅に行き、カートを置ける所に置き手押し歩行器を降ろし、駅前から磯子駅に行くミニバスに乗り、約30分の駅前の一つ手前の磯子車庫前バス停で降り、横浜駅行きに乗ってみた。
このバスは磯子駅、根岸駅、間門(まかど)、本牧、小港、山下ふ頭入口、中華街入口、桜木町駅などを通って約1時間で横浜駅Aレーンに着いた。
今までの直通50分の経路に比べ、1時間半かかるが、歩行器同行者には天国である。