紹介:詩人秋野さち子(従叔母)の詩

金子みすゞと同世代の西城八十門下の詩人の詩を紹介

手当て

病の治療を一般的に”手当て”と昔は言った。

この頃の医者は患者の体をほとんど直接触らない。

ある日突然に腰が痛くなった。専門の整形外科に行った。

触診もしないでX線写真を撮り「骨に異状ありません」と痛み止めを処方した。

ある数日後のある日独りで風呂に入ったワシの様子見に覗いて、腰の大きい打ち身アザを見つけた。

思い出すと、腰が痛くなった2,3日前に書斎の竹製ベッドと机の間で体のバランスを崩し尻餅を搗いた事を思い出した。

幸いその時は何ともなかったが、尻餅の前に竹製の堅いベッドの側壁に腰を打ち付けたものらしい。

医者は身も触りもしないから判らないのだ。

初めて近所の鍼灸所をネットで探し上大岡の新しいところを見つけた。

若い鍼灸師たちと受付のスタッフで明るい鍼灸院だ。

文字通り、指圧も、鍼も手を当てることを実感する。