紹介:詩人秋野さち子(従叔母)の詩

金子みすゞと同世代の西城八十門下の詩人の詩を紹介

入院3週間で得た知恵

鎮痛薬が効かない腹痛の解明入院が遂に3週間に及んでしまった。

超音波やCT撮影で胆石があることは分かっていた。本当に痛み原因が胆石ならば外科的に胆のうと胆石を取るのが一番簡単らしい。

担当医は入院中点滴栄養であらゆる検査をして胃深部カメラで遂に十二指腸に潰瘍を発見してくれ、レーザーで患部を焼いたという。

当方はペースメーカー装着者だからペースメーカー担当医も共働である。

ところで、ここに書きたかったことは、病気のことではなく、14年以来の自分の脳梗塞後遺右麻痺の入院中の改善経験である。

長い間右手右指が曲がって堅くこわばって、右腕は左手を添えてやらないとほとんど上がらなかった。右足は全体では杖を使って歩くことはできるが、右親指をはじめ全指は自分の脳では動かせない。右腰は痛くて長く座って居られないし、長く立っても居られない。

今まで迂闊にもリハビリやマッサージなど人手に任せて、自分でマッサージなどを丹念にやってこなかった。今度はベッドから動けないのと持ち余す時間によって、自分の左手と指を動員して右半身手足を揉んでみた。すると先ず右手指が面白いように解れてきた。

人がやると痛くて悲鳴が上がるほどの指の第一関節部のマッサージもこなせる様になり、手首も足首もぐるぐると強制的に動かした。夜中に右手を動かして掛布団を引っ張ったり、できるように進歩もしたし、退院後のグラウンドゴルフストロークでも方向性と玉の飛びが格段に良くなった。

自分マッサージの思わぬ効果に改めて反省と知恵を得た。